1930 City Lodge
1930 CITY LODGE はポルトガル、ポルト市の北に位置するデザインホテルで、3つのスィートルームと2つのドミトリールームからなる。
かつて住宅であった建物の既存の構造を残し、内部の間仕切りを変更した。ポルトガルで豊富に取れる松材を床、階段、家具などにふんだんに使い、特に木材を使った手摺のディテールにこだわった。また既存の石造の壁を部分的にあらわすことで、20世紀初頭につくられた、ポルトガルの伝統的な住宅建築の構造を見せるとともに、木材と石の素材の組み合わせによる、快適で温かみのある空間をつくりだした。
また、折り上げ天井による間接照明と、オリジナルデザインの「ORIGAMI」シリーズの照明器具によって、建築と照明器具が一体となった照明をおこなった。(協力:Ren Pepe Arquitetos)