レベロ邸
これは、マンションの改修プロジェクトである。既存の住宅はそれぞれの部屋が壁で仕切られており、それぞれの空間が暗く、視線のつながりがなかった。そこで、構造体以外の壁を取り除き、 空間をガラスの扉と壁で仕切ることによって、視線がつながり、家族の存在を感じられる空間をつくった。家具、間仕切り壁、扉は同じ形体言語で統一しつつ、用途に合わせた、取手、照明、素材を使うことにより豊かで親しみの持てるデザインとした。天井とテーブル面を照らすことのできる照明をダイニングテーブルに備えつけ、広く様々な使い方ができるリビングには時計の針のように回転して使える間接照明を設置した。
写真: Ivo Tavares Studio (www.ivotavares.net)